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2. FIPS の説明書 (FIPS.DOC)

FIPS へようこそ
  • ハードディスクの内容を壊さずにパーティションを分割する初めての対話型ツール
  • Version 2.0
  • 1998年5月11日
  • Copyright 1993-95 by Arno Schaefer
  • Parts of the code Copyright 1997/98 Gordon Chaffee
  • SPECIAL.DOC には、以下の内容が記載されています。
    • S1. ディスク圧縮ソフト Stacker/SuperStor/Doublespace での利用
    • S2. OS/2 での利用
    • S3. OnTrack Disk Manager や 類似のドライバでの利用
    • FIPS は、データを削除することなく既存の DOS パーティションを分割するプログラムです。
    • FIPS は、フリーソフトウェアです。
    • つまり、GNU General Public License のもとに、これを再配布したり修正したりできます。同 License は、Free Software Foundation により発行されており、バージョン 2 か、それ以降のバージョンに基づきます(どちらを取るかは選択可能)。
    • FIPS は、皆さんのお役に立てることを願って配布されています。しかし、*いかなる保証もありません*。つまり、その有効性や、ユーザの目的に適したものかどうかの保証はありません。詳細は、GNU General Public License を見てください。
    • この FIPS といっしょに、GNU General Public License が入っているはずです。ファイル COPYING を見てください。もしなければ、the Free Software Foundation, 675 Mass Ave, Cambridge, MA 02139, USA.に連絡してください。
    • 障害報告や質問は、 mailto:schaefer@rbg.informatik.th-darmstadt.de へどうぞ。
    • 【訳注】以下の章番号は、原文では 0〜11 ですが SGML 化するツールの仕様により 2.1〜2.12 となっています。
  • 2.1 FIPS の利用にあたって必要なこと
    • すべてのデータをハードディスクの最初に集めるために、デフラグメントのツールが必要です。FIPS は、パーティションの後ろに十分な空き領域がある場合に限って、そのパーティションを分割します。Windows95 や最近のバージョンの MS-DOS には、DEFRAG というツールが入っていて、この目的に使えます。他のツールとして、Norton Speedisk、PCTools' Compress、Novell DOS 7 の DISKOPT や、シェアウェアの ORG, DOG, SAFPAK があります。(シェアウェアは、 SimTel の diskutil ディレクトリ内にあります。SimTel のどのミラーサイトからも anonymous FTP で入手可能です)。ただし、これらのツールはテストしていません。ここでの目的にうまく使えないかもしれませんのでご了承ください。
    • また、FIPS の利用前と利用後にハードディスクを検査するために、Norton Disk Doctor(あるいは DOS 6.* や Windows 95 の scandisk)のようなツールが便利でしょう。
    • FIPS は、DOS 5.0 で開発されました。3.0 以上で問題なく動くはずで、2.0 でもいいかもしれません。しかし、大きなサイズのパーティションは、DOS 4 以降からサポートされていますので、古い DOS ではあまり役立たないでしょう。 DOS 6.0 と 6.2 と Novell DOS 7 で動くことは報告されています。Windows95 のパーティションでもうまく使えた、という報告もあります。長いファイル名は、 FIPS にとっては何の問題もないということを補足しておきます。というのは、 FIPS は、 ディレクトリ構造とは全く関連のない、より低いレベルで動作するからです。そのような状況でセットアップするには、FIPS を使う前に DOS のフロッピーディスクから起動したほうが、おそらく賢明でしょう(2.7 項を参照)。
  • 2.2 はじめに
    • このツールは、Linux プロジェクトがヒントになりました。DOS/Windows が利用されている PC に Linux をインストールするときには、DOS ソフトのために小さなパーティションを取っておきたいと思うことが多くあります。しかし、ほとんどのハードディスクは、大きな単一のパーティションだけで構成されているため、たいていは、まずはじめに完全なバックアップを取り、次にパーティションを消去し、そして新しいパーティションを作成する必要があります。それから、バックアップしたものを新しく作ったパーティションのどこかに復元してやることになるでしょう。今日のシステムでは、ハードディスクの容量が大抵500MB 以上あり、一度でもドライブが相当量のファイルで満たされると、テープドライブのような大容量メディアなくしては、完全なバックアップは現実的に不可能です。実際には、大切なデータだけをバックアップしておくという方が多いようです (これは、どんな場合にもお勧めできる作業ではありますが)。しかしこの場合ソフトウェアパッケージを全てインストールし直すには、長い時間あるいは数日が必要となってしまいます。
    • FIPS は、この問題を解決するために作られました。FIPS を使えば、データをまったく失うことなくパーティションを分割できます。ただし、古いパーティションの後ろの部分に十分な空き領域が存在していることが必要になります。
  • 2.3 FIPS とは? (訳注:必読)
    • FIPS は、パーティションテーブルとブートセクタの中のある値を変更することにより、パーティションのサイズを小さくしています。FIPS は、パーティションのフォーマットを変えるわけではありません。ましてや、クラスタサイズやファイルアロケーションテーブル(FAT)のサイズを変えるわけではありません。したがって、サイズが小さくなったパーティションは、一部が使われない FAT を持つことになりますが、これは DOS では問題ありません。
    • FIPS は、以上の操作により得られた空き領域から、新しい*基本DOSパーティション*を作成します。
    • もし新しいパーティションを他の OS (たとえば Linux) 用に使いたい場合は、その OS についている FDISK 相当のソフトを使って必要な設定を行ってください(その OS のマニュアルを参照)。
    • もし新しいパーティションを DOS/Windows 用に使いたい場合は、(フォーマット後に!)そのまま使えます。しかし、以下の点に注意してください。
    • 正式には、DOS は 1 つの基本パーティションしか持てないことになっています。ところが、(少なくても 5.0 以降の)すべてのバージョンの DOS では、幸いにも複数の基本パーティションを持つことができます。しかし、これは非公開の機能です。もし正式な利用法に従いたいのであれば、(もう 1 つの)新しいパーティションをFDISK によって削除し、そこに拡張パーティションを作ることになります。
    • 複数の基本パーティションを持つと、FDISK を使ってアクティブパーティション (活動区画)を切り替えて、異なるパーティションから起動できるという利点があります。
    • しかし、複数の基本パーティションを作ると、以下の問題が生じることが知られています。
    • - もし、誤って FDISK などで 1 つの基本パーティションを削除してしまうと、基本パーティションを簡単には作り直せなくなってしまいます。(FDISK に拒否されるからです)。これを解決するために他の FDISK相当のソフトがあるかもしれません。しかし、それでも駄目な場合は、Linux の起動ディスクから Linux の fdisk を動かすという方法があります。しかし、かなり面倒です。
    • - パーティションテーブルを調べて動作するソフトウェアがあり、複数の基本パーティションがあると問題を起こすかもしれません。その 1 つとして Peter Gutmann さんによる SFS(Secure file system) がありました。たぶん彼は、こういった普通ではない構成に対応するようにプログラムを修正したのではないかと思います。しかし、ほかにも問題を起こすソフトウェアがあるかもしれません。
  • 2.4 安全性
    • FIPS は、特に安全性に関して最大限に配慮して設計されています。まず最初に、パーティションテーブル、ブートセクタ、FAT を見て、不整合がないかを調べます。もし、何かおかしな点があれば、その旨を教えてくれます。もしエラーがあれば、 FIPS はそれ以上進みません。
    • 実際の作業前に、ルートセクタとブートセクタのバックアップをフロッピーディスクに保存できます。もし、何か問題が発生したら、そのバックアップを restorrb.exe を使ってハードディスクに復帰できます(2.6 項を読んでください)。この機能を使うことを強く推奨します。restorrb.exe を使えば,後でパーティションを元の状態に戻すことも可能となるので、ルートセクタとブートセクタを安全な場所に保管しておくことをお勧めします。
    • FIPS はパーティションに空きがあるかどうかを調べて、次に新しいパーティションの先頭シリンダを尋ねます。
    • 新しいパーティションテーブルとブートセクタを計算した後に、FIPS は、もう一度全てチェックします。別の問題がここで見つかるかもしれないからです。完全に問題がないときのみ、新しいルートセクタとブートセクタをディスクに書き込んでよいかの最終確認をユーザに求めます。
  • 2.5 制限
    • FIPS は、ハードディスクの低レベルのアクセスに 13h の割り込みを使っているハードディスク BIOS の環境でのみ動作します。このことは、殆んど全ての PC の場合にあてはまると思います。ある古い Adaptec SCSI コントローラにはソフトウェアドライバが存在し、それはより高いレベルで動作するものだ、という報告を受けたことがあります。この場合は、Adaptec から新しいドライバを入手するしか手はありません。新しい Adaptec 製品についてはどれも問題ありません(個人的に使っています)。
    • FIPS は、1 セクタが 512 バイトのディスクでのみ動作します。DOS は、これ以外のセクタサイズも扱えるようになっていますが、私自身、今までそういったシステムを見たことはありません。
    • FIPS は、 12 ビット FAT によるパーティションは分割しません(10MB以下のパーティションは分割を必要とはしないでしょう)。
    • FIPS は、DOS パーティションのみを分割できます。パーティションテーブルとブートセクタは、MSDOS 3.0 以降の規則に従っている必要があります。このことは、パーティションテーブル内のシステムインジケータバイトに示されており、そのバイトは、4 (16ビットセクタ番号)、あるいは 6 (32ビットセクタ番号) の値を持っています。Linux のパーティションは分割*できません*。
    • 新しく Windows95 の FAT32 のパーティションもサポートしています。
    • FIPS は、拡張 DOS パーティションに対しては利用できません。
    • FIPS は、すでに 4 つのパーティションに分割されているハードディスクには利用できません。FIPS は、空きパーティションのエントリを 1 つ必要とするからです。
    • FIPS は、元になるパーティションを、4085 クラスタ以下のサイズにすることはできません。16 ビット FAT を 12 ビットに書き直すことを意味するからです。
  • 2.6 はじめる前に (訳注:必読)
    • 分割したいパーティションに対して、CHKDSK あるいは SCANDISK を実行してください。もし Norton Disk Doctor かそれに類するものがあれば、それを使うこともできます。ハードディスクに損傷したクラスタが「ない」ことを確認してください。
    • DOS を起動可能なフロッピーディスクをドライブ A に入れてください。起動可能ディスクは、DOS においては、
    • "sys a:"
    • あるいは、
    • "format a:/s"
    • によって作成できます。Windows NT や OS/2 では、他のコマンドになるでしょう。わからないときは、マニュアルを確認するか、DOS PC から DOS の起動可能ディスクを持ってきて起動してください。
    • RESTORRB.EXE と FIPS.EXE と ERRORS.TXT をこのディスクにコピーしてください。
    • そのフロッピーディスクから DOS が起動するか確認してください。そして、起動後にハードディスクをアクセスできるか確認してください("dir c:" と入力し、ハードディスクのルートディレクトリが見られるかで確認可能)。もし、 うまくいかない場合は、マニュアルを調べたり詳しい人に聞いたりしてみてください。どうしても駄目な場合は、通常どおりハードディスクから起動して、FIPS を使ってください。多少危険ですが、最後の手段です。
    • FIPS を開始したとき(おっと、今すぐに開始しないで!)、ドライブ A のフロッピーディスクに、ルートセクタとブートセクタのバックアップを取ることができます。このバックアップは、ROOTBOOT.00x (x は 0 から 9 の数字) のファイル名になります。 もし、FIPS を利用中にトラブルが発生したら、このディスクから DOS を起動し、RESTORRB を動かすことにより、ハードディスクを元の構成に戻すことができます。ただし、2 回以上 FIPS を動かしたときには(普通は必要ありませんが、たまに起こる)、2 つ以上の ROOTBOOT ファイルがフロッピーディスクに作成されます。RESTORRB は、どの ROOTBOOT ファイルを復帰に使うかを指定できます。ROOTBOOT.000 が最初のファイルです。ROOTBOOT ファイルのバージョンを混同しないようにしてください。
    • この ROOTBOOT.00x のバックアップファイルは、後でパーティションの分割を元に戻すときに必要になります。
    • FIPS を動かす前に、*必ず*ハードディスクをデフラグメントしてください。新しいパーティションが利用する領域はすべて空である必要があります。ただし、ほとんどのデフラグメントツールは、Windows のスワップファイルを動かすことができないことに注意してください。 この場合、Windowsの「コントロールパネル」の中の「エンハンスドモード」の設定を使いスワップファイルを解除し、 FIPS の利用後に再度設定する必要があります。
    • 【訳注】これは Windows 3.1 の場合です。「エンハンスドモードの設定」の中に「スワップファイルの設定」というのがあります。Windows95 では「コントロールパネル」-->「システム」-->「パフォーマンス」タブ-->「仮想メモリ」です。
    • もし、IMAGE や MIRROR を使っている場合には、ハードディスクの最終セクタに隠しシステムファイルがあり、ミラーファイルへのポインタを持っています。FIPS を使う前に、*必ず*このファイルを削除する必要があります(次にミラーを動かすときにこのファイルは再生成されます)。ルートディレクトリで
    • "attrib -r -s -h image.idx"
    • あるいは、
    • "attrib -r -s -h mirorsav.fil"
    • とやってから、このファイルを削除してください。
    • もし、新パーティションのためのディスク領域を思ったほど確保できない場合は、以下のことが考えられます。
    • a. 現在のパーティションにまだデータがたくさん残っているのかもしれません。新しく作る区画のサイズを小さくするか、現在の区画にあるデータの一部を消去することを検討してください。
    • b. 新パーティションの領域に、デフラグメントツールでは移動できない隠しファイルがあるかもしれません。'dir /a:h /s' (システムファイルの場合は 'dir /a:s /s' )として、隠しファイルを見つけることができます。
    • どのソフトウェアがその隠しファイルを作っているかを確かめてください。 NDOS のようなプログラムのスワップファイルなら、消去しても安全です(あとから必要になった場合には自動的に再作成されます)。各ソフトウェアのマニュアルを読んでください。
    • コピープロテクションが隠しファイルを使っている場合は、その隠しファイルを使用しているプログラムをアンインストールする必要があります。そして、 FIPS の使用後、再度インストールします。
    • これでも解決しない場合は、今のところ何とも言えません。 本当にどう対処してよいかわからなければ、直接連絡をください。
    • ★注意★
      DOS の隠しファイル(ibmbio.com や ibmdos.com やそれに類するファイル)を*移動しない*でください。ハードディスクから何も起動しなくなってしまいます。これらのファイルは、最初からパーティションの先頭セクタにあるはずなので、動かす必要はないはずです。DOS 5.0 やそれ以降のバージョンでは、少なくともシステムファイルの 1 つは*動かしても*よいのですが、いずれにせよシステムファイルはそのままにしておくのが良策です。
      FIPS でパーティションを分割したら、再起動しなければなりません。そのため、 config.sys や autoexed.bat 中にある、ディスクに書き込みを行なうあらゆるプログラム、特に MIRROR コマンドや IMAGE コマンドが再起動のときに実行されないようになっていることを、確認してください。一時的にこれらのファイルの名前を変えると簡単です。
      パーティションテーブル内の DOS パーティションの位置が変更される可能性があります。新しいパーティションを DOS で使い、しかも拡張パーティションを持っているか、ハードディスクが 2 台あった場合は、パーティションの名前が変わるかもしれません(たとえば、D ドライブが E ドライブに変わるなど)。 FIPS は、起動に問題が発生しないように、C ドライブは、できるだけ C ドライブのままになるようにしています。
      また、CD-ROM ドライブがあると、殆んどの場合、CD-ROM のドライブレターが変更されます。 従って、autoexec.bat で MSCDEX コマンドに /L オプションをつけてCD-ROM のドライブレターを明示的に指定している場合は、 それを変更する必要があるかもしれません。 MSCDEX コマンドに /L オプションをつけていない場合は、MSCDEX コマンドは自動的に空いているドライブレターの最初のものを使います。そのため、何も変更する必要はありません。
    • ドライブレターについて:DOS はドライブレターを次の順序で指定します。
      • 1.各々のドライブの最初の基本DOSパーティション
      • 2.全てのドライブ中の拡張パーティションにある論理パーティション
      • 3.全てのドライブ中の残りの基本DOSパーティション
      • 例:
        • C: 1台目のハードディスクにある最初の基本DOSパーティション
        • D: 2台目のハードディスクにある最初の基本DOSパーティション
        • E: 1台目のハードディスクにある拡張パーティション中の最初の論理パーティション
        • F: 1台目のハードディスクにある拡張パーティション中の 2 番目の論理パーティション
        • G: 2台目のハードディスクにある拡張パーティション中の最初の論理パーティション
        • H: 2台目のハードディスクにある2番目の基本DOSパーティション
        • I: CD-ROMドライブ
      • この指定方法を簡単に変更する方法はわかりません。特に、あるパーティションに対して、任意のドライブレターを割り当てることはできません。しかしながら、ある基本 DOS パーティションを拡張パーティションに変更して、ドライブレターの順番を変更することはできます。
      Linux ユーザへ
      • 以上のことは、Linux 環境下において DOS パーティションのデバイス番号が変更される場合があることも意味します(たとえば、/dev/hda3 が /dev/hda1 になる)。既存の Linux のパーティションは変わらないので、起動に問題が生じることはありません。起動時に DOS パーティションをマウントしている場合は、/etc/fstab を変更する必要があります。
  • 2.7 マルチタスク OS での利用
    • OS/2, Desqview, Windows, Novell タスクマネージャ, Linux のDOS エミュレータなどのマルチタスク環境の下で FIPS を使わないでください。
    • これらのシステムでは、 FIPS がハードディスクの構造を変更したあとに、実際にディスクに書き込む可能性があります。この結果ハードディスクを破壊してしまうかもしれません。必ずこうなるわけではなく、ほとんどの場合は問題なく動くのではないかと思います。しかし、安全性は FIPS の最優先の項目です。起動ディスクから DOS を起動して、そこで FIPS を動かすのが安全です。
    • FIPS Version 1.0 からは、Windows と Desqview の環境を自動検出する機能を追加しました。これに関して Dave McCaldon さんの協力に感謝します。
    • OS/2 と Novell タスクマネージャの検出は、まだできていません。Linux DOS エミュレータを検出するコードは削除する必要がありました。多くのマシンでハングアップしてしまうからです。
  • 2.8 FIPS を使う (訳注:必読)
  • 2.6 項で説明した手順で起動可能なフロッピーディスクが用意できたら、まず、そのフロッピーディスクから起動します。
    • ★重要★
      Smartdrive のようなディスクキャッシュプログラムが動作していないことを確認してください。FIPS の行なった変更内容がディスクの一部にのみ書き込まれ、このために、その後ディスクが壊れてしまった、という報告があります。これは、 Smartdrive を使っていたために起きたものと考えられます。Smartdrive のデフォルトの設定は、ディスクへの書き込みを数秒送らせる、というものです。あまりにも早く再起動してしまうと、変更内容のいくつかが失われてしまうかもしれません。
      • DOS プロンプトで
      • FIPS [Enter]
      • と入力して FIPS を起動します。
      • FIPS の中では、<CTRL-C> によっていつでも FIPS を終了できます。
      • FIPS は、まず最初にどの OS で走らせているのかを判断します。もし、Windows あるいは Desqview 上で動かしている場合は、警告メッセージを出し、フロッピーディスクから起動するように促します。強制的に操作を続行することもできますが、この場合は、あなた自身の責任の下で FIPS を動かすということに留意してください(2.9 項参照)。
      • その後 FIPS は、ハードディスクを調べます。もし 2 台以上のハードディスクが接続されている場合は、どのハードディスクを対象にするかを尋ねてきます。
      • FIPS の以前のバージョンでは、 ハードディスクの台数を正しく認識できませんでした(特に、Gateway社の Pentium マシンで)。現在は正しく認識できるはずですが、もしうまくいかない場合は、知らせてください。-n オプションを使えば、明示的にドライブを指定できます(後述)。
      • 次に FIPS は、ハードディスクのルートセクタを読み、パーティションテーブルを表示します。
      • 例:
      • | | Start | | End | Start |Number of|
      • Part.|bootable|Head Cyl. Sector|System|Head Cyl. Sector| Sector |Sectors | MB
      • 1 | yes | 0 148 1| 83h| 15 295 63| 149184| 149184| 72
      • 2 | no | 1 0 1| 06h| 15 139 63| 63| 141057| 68
      • 3 | no | 0 140 1| 06h| 15 147 63| 141120| 8064| 3
      • 4 | no | 0 0 0| 00h| 0 0 0| 0| 0| 0
      • もし、この表示の意味がわからなくてもかまいません。MB の欄のディスク容量を見て、分割したいパーティションの番号(Part.)がわかるだけでよいです。そして FIPS は、ルートセクタにエラーがないか調べます。
      • もしディスク上の 2 つ以上のパーティションがあった場合は、どのパーティションを分割するのかを聞いてきます。Part の欄にある数字を入力します。選択したパーティションのブートセクタが読まれ、いくつかの情報が表示されます。
      • 例:
      • Bytes per sector: 512
      • Sectors per cluster: 8
      • Reserved sectors: 1
      • Number of FATs: 2
      • Number of rootdirectory entries: 512
      • Number of sectors (short): 0
      • Media descriptor byte: f8h
      • Sectors per FAT: 145
      • Sectors per track: 63
      • Drive heads: 16
      • Hidden sectors: 63
      • Number of sectors (long): 141057
      • Physical drive number: 80h
      • Signature: 29h
      • FIPS は、この情報がパーティションテーブルの内容と矛盾していないかを調べます。
      • FAT の 2 つの複製が完全に一致しているかを調べます。もし一致していない場合は、FIPS はエラーメッセージを出して終了します。
      • すべてのチェックが OK になると、FIPS は、パーティションの後ろの空き領域を探します。新パーティションは、少なくても 1 つのシリンダが必要です。もし最後のシリンダが空いていないと、パーティションを分割することはできません。この場合、FIPS は、エラーメッセージを出して終了します。この場合、ミラーファイルかイメージファイルを削除し忘れている可能性があります(2.6 項参照)。
      • 【訳注】以下の部分は、原文にはありません
      • ========ここから=======
      • ルートセクタとブートセクタのバックアップを取るかを聞いてきます
      • Do you want to make a backup copy of your root- and bootsector before proceeding (y/n)?
      • y を入力します。
      • ブート可能なフロッピーディスクが A: ドライブにセットされているかの確認です
      • Do you have a bootable floppy disk in drive A: as described in the documentation (y/n)?
      • y を入力します。
      • ======== ここまで ======
      • ここで、 新パーティションの先頭のシリンダ番号を入力します。左右のカーソルキーを使って、シリンダ番号を増減できます。
      • 【訳注】以下のように表示されます。 <newline>
      • Old partition Cylinder New Partition <newline>
      • ○○.○ MB □□ △△.△ MB
      • 残りのパーティションと新パーティションのサイズがその場で表示されますので、簡単に正しいシリンダを選べます。上下カーソルで 10 単位でシリンダを調整できます。設定が終わったら、Enter キーを押します。 FIPS は、ここでもう一度新パーティションが本当に空かどうかをチェックします。ただし、このチェックは、ダメ押しの安全チェックであり、空き領域はこれよりも前の段階で決定しているので、この段階でエラーを表示することはありません。
      • この操作のあと、ルートセクタに対する変更を計算・チェックし、 新しいパーティションテーブルの内容を表示します。 パーティションテーブルの内容を元に戻って変更するか(r)、続行するか(c)を指定します。
      • Do you want to continue or reedit the partition table (c/r)?
      • c を入力すると FIPS は、ブートセクタの変更の再計算と再チェックを行い、設定内容をディスクに書き込んでよいかの最終確認を行います。
      • 【訳注】以下のように表示されます。
      • Ready to write new partition scheme to disk
      • Do you want to proceed (y/n)?
      • y を入力すると FIPS は終了します。
  • 2.9 パーティションを分割したあとに (訳注:必読)
    • 変更がディスクに書き込まれたことを確認します。 (私が使わないようにと率直にすすめたのにもかかわらず:-)Smartdrive のようなディスクキャッシュを使っているのならば、数秒待って、キャッシュの内容がディスクにフラッシュされるようにします。
    • 新しいパーティションは、 次に DOS を再起動した後に認識されます。*再起動する前には何もディスクに書き込んではいけません*。再起動した後に、CHKDSK コマンドや Norton Disk Doctor を使って古いパーティション(小さくなったパーティション)に問題がないかどうか確認してください。
    • FIPS の行なった変更が正しく書き込まれていないケースがあります。このケースにあてはまるのかどうかを確認するために、再起動してから、もう一度 -t オプションをつけて FIPS を起動します。そして、分割したパーティションを選択してください。開始シリンダーを尋ねる前に FIPS がエラーを表示しなければ、問題はないので、<CTRL-C> で中止してください。問題があったときは、 RESTORRB コマンドで変更をもとにもどして、私宛てに E-mail で連絡してください(訳注:もちろん英語で)。
    • エラーが一つもみつからなければ、元の config.sys と autoexec.bat を使ってシステムを再起動してください。何かソフトウェアを動かして、データが問題なく読めることを確かめてください。
    • 新パーティションを DOS 用に使いたい場合は、フォーマットする必要があります。複数のパーティションがハードディスク内にある場合は、間違いなく正しいパーティションをフォーマットしてください。ドライブ名が変更されているかもしれませんので、十分注意してください。
    • 新しいパーティションを Linux 用に使いたい場合は、Linux の fdisk を使ってシステムインジケータのバイトを変更してから、mkfs を使います。
    • 新しいパーティションをさらに小さなパーティションに分割したい場合は、まず最初にそのパーティションを DOS でフォーマットする必要があります。そうでないと FIPS が警告を出します。
  • 2.10 オプションスイッチ
    • コマンドラインで与える FIPS に対するオプションを説明します。もし DOS スタイルの方がよければ、 '-' の代わりに '/' を使っても指定できます。2 つ以上のオプションを組み合わせることもできます。オプションの一覧は、 FIPS - help と入力すると表示されます。以下に詳しく説明します。
    • -t または -test : テストモード (ディスクへの書き込みを行わない)
    • 説明は特に不要でしょう。
    • -d または -debug : デバッグモード
    • このモードでは、 FIPS の操作の過程の完全な履歴を、追加情報とともにカレントディレクトリ内のファイル FIPSINFO.DBG に書き込みす。何か問題が発生したら、このファイルを送ってください(後述)。
    • -h または -help または -? : ヘルプ頁
    • オプションスイッチの要約
    • -n<num> : ドライブ <num> を選択する
    • ドライブ番号を選択します。128 から 255 が有効です。これを指定すると、ディスクドライブの自動検出を行いません。何らかの理由で FIPS がドライブを正しく検出できないときにも、このスイッチが使えます。
  • 2.11 トラブルシューティング
    • FIPS は、これまで大きな問題もなく多くの人に使われています。しかし、FIPS は、依然として実験的なソフトウェアの一面を持っています。FIPS は、もしシステムの状態に何か疑いがある場合は、安全になるように配慮しています。そして、そのことをエラーメッセージで表示します。また、いくつかのマイナーなエラーは無視しています。
    • まずは、この文書をしっかりと読んでください。また、頻繁に受ける質問をまとめた FIPS.FAQ も見てください。
    • それでもなお、 発生した問題を解決できなかったり、FIPS が扱えないような構成を持っていたり、FIPS のバグの疑いがあるときには、-d スイッチを使って操作の履歴を取り、FIPSINFO.DBG のファイルとそれに対する注釈を mailto:schaefer@rbg.informatik.th-darmstadt.de に送ってください(訳注:もちろん英語で)。もしかしたら、その問題は、すでに解決されているかもしれません。
  • 2.12 クレジット
    • FIPS は、Linux digest132 の中の Drew Eckhardt さんにより書かれたプログラムに基づいています。ハードディスクの構造については、ドイツ語による「Scheibenkleister II」(Claus Brod, Anton Stepper共著)という素晴しい本から多くのことを学びました。これは Atari ST 用の本ですが、多くのことが IBM-PC/AT 互換機にも当てはまります。
    • ハードディスクの割り込みに関する情報は、 Ralf Brown さんの割り込み一覧表から知りました。
    • Hamish Coleman さんからの有益な情報と、Paul Smith さんからの提案に感謝します。
    • Gunnar Hilmarsson さんは、複雑なドライブに関する処理方法を提案してくれました。
    • Miguel Alvarez さんは、 パーティションの順番付けに関する改良方法を手助けをしてくれました。
    • Chetan Patilさん、Rand Phares さん、Eric Jung さんからは、プログラムとドキュメントのバグの指摘がありました。
    • Stefan Andreasen さんは OS/2 に関する重要な情報を提供してくれました。
    • Keith Crews さんは、ブートディスクの用意と DOS 6.x の新機能に関して、ドキュメントへの追加を提案いただきました。
    • Dave McCaldon さんは、FIPS が動作している OS の種類を検出するコードを書いてくれました。
    • Scott Ellentuch さんと Billy Patton さんは、OnTrack Disk Manager の情報を提供してくれました。
    • 拡張IDEドライバとアドレス変換に関するたいへん有益な情報は Patrick LoPresti さんによる Linux EIDE-Mini-HOWTO から頂きました。
    • Gordon Chaffee さんの FAT32 のサポートに関して感謝します。
    • そのほかの、私にフィードバックと提案をくれたすべての人に感謝します。 FIPSは、私が受け取った数えきれないほどの電子メールなしでは存在しえませんでした。
    • Arno Schaefer < mailto:schaefer@nacamar.de>
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